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2017年1月号 歯牙周囲のX線不透過像
平石幸裕
Yukihiro HIRAISHI
和歌山県立医科大学医学部 口腔顎顔面外科学講座
〒641-8509 和歌山県和歌山市紀三井寺811-1
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図1 初診時のパノラマX線写真
図1 初診時のパノラマX線写真
図2 紹介先から提供されたデンタルX線写真
図2 紹介先から提供されたデンタルX線写真

患者: 61歳、男性
主訴: 右上5の違和感
既往歴: 特記事項なし
現病歴: 20年以上前より右上5部の違和感を自覚するも放置。近歯科医院にてパノラマX線撮影をしたところ、右上5部に透過像を認め、精査・加療目的に当科を紹介され受診した。
現症: 口腔外所見
顔貌は左右対称で、腫脹、発赤などは認めなかった。

口腔内所見
右上5の打診痛、動揺はなく、周囲歯肉の腫脹、圧痛も認めなかった。

画像所見
パノラマおよびデンタルX線写真にて、右上5歯根周囲から根尖部にかけて、境界明瞭な透過像のなかに、粒状の不透過像を含む像を呈していた(図1、2)。
最も疑われる疾患名は?
  1.セメント芽細胞腫
  2.歯牙腫
  3.腐骨
  4.歯石
ANSWER
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