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Top診断力てすと > 2018年10月号 「顎下部の腫瘤」

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2018年10月号 顎下部の腫瘤
東森秀年 Hidetoshi TOHMORI 横山真樹 Masaki YOKOYAMA
国家公務員共済組合連合会
呉共済病院 歯科口腔外科
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>図4 7歳時、OK-432局所注入後1週間の舌
図1 口腔外写真。右顎下部に硬結、圧痛を伴う弾性硬の腫脹を認めた
>図4 7歳時、OK-432局所注入後1週間の舌
図2 CT画像。rd7抜歯窩周囲の反応性骨硬化と、周囲の骨梁の不明瞭化を認めた
>図4 7歳時、OK-432局所注入後1週間の舌
図3 MRI画像(T2強調像)。右顎下部に、境界明瞭で内部均一な高信号を認めた

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患者: 83歳、女性
主訴: 右顎下部の腫脹
現病歴: 初診6ヵ月前に、rd7の動揺と咬合痛が出現した。そのため、他院にて重度辺縁性歯周炎の診断のもと、ビスホスホネート(以下、BP)製剤を2ヵ月休薬した後に抜歯を行った。創の治癒を待ち、2ヵ月後にデノスマブ (プラリア®)を投与されたところ、その2ヵ月後(抜歯後4ヵ月) に右顎下部の腫脹を認めたため、当科紹介来院となった。
既往歴: 高血圧症、骨粗鬆症(BP製剤投与歴10年、デノスマブを1回皮下注)、大腿骨骨折 (72歳)、肺結核(39歳)。
現症: 右顎下部に圧痛、硬結を伴う腫脹を認めた(図1)。また、抜歯窩にラジオゾンデを挿入すると骨を触知し、周囲歯肉の腫脹もみられたが、あきらかな排膿は認められなかった。
臨床検査所見: 血液検査では、とくに異常所見は認められなかった。
画像所見: パノラマX線および単純CT画像では、抜歯窩周囲の反応性骨硬化と周囲の骨梁の不明瞭化を認めた(図2)。MRIでは、右下顎骨はT1強調像で低信号、T2強調像およびSTIRで高信号を示し、抜歯窩を中心とした炎症性変化を認めた。また、右顎下部に周囲組織とは境界明瞭、T1強調像で低信号、T2強調像およびSTIRで内部均一な高信号を示す腫瘤を認めた(図3)。
処置および経過(1): セフジニルを8日間、クラリスロマイシンを7日間内服させたところ、抜歯窩周囲と顎下部の腫脹は軽減し、顎下部の腫瘤が明瞭化した。
最も疑われる疾患名は?
1.顎下部膿瘍
2.骨吸収抑制薬関連顎骨
  壊死(顎骨骨髄炎)
3.類表皮嚢胞
4.多形腺腫
ANSWER
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